履歴書、風呂なし、生乾き

福岡物語〈序〉

数時間後には福岡にいる。

サークルの旅行で、目的地は福岡になった。

 

いま電車に揺られながら成田へ向かっていて、とてつもなく眠い。まぁ眠い。まぶたの重さは 2㌧を下らない。

 

始発が出るまで伊東と一風変わった「しりとり」をしていた。

なかなかルールが面白くて1時間半も熱中してしまった。最高にクールでムダな時間をありがとう。

 

 

 

明朝の電車

色んな人がいる。

仲良し女の子2人組はこれから遠くに行くのだろうか。その隣の紳士は一体どこへ行くのだろう。私の右にいる男性からは動きやすいカジュアルな恰好をしていて旅の雰囲気が漂う。

 

 

九州

あまり行ったことがない。

思い出といえるのは、まだ5歳ごろに大分にある曾祖父の家へ遊びに行ったことだけだ。ホバークラフト血の池地獄でおもいっきりはしゃぎまくっていた。

夜は電灯が無いためとても暗かった。当時は強い恐怖で星空を見上げる余裕も無かったし、思いつきもしなかった。

 

目前

もうすぐ京成スカイライナーに乗り込む。日暮里と成田空港を40分弱でつなぐ路線だ。乗車には運賃+乗車券が必要で、事前に予約しておくと、すこぶるスムーズに乗車できる。携帯電話を使ったチケットレス機能もとても便利だった。

 

 

 

まだ夜が明けていないうちに旅立つというのは童心を強く駆り立てる。

みたことないものをみにゆこう。

いざ福岡へ。